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【有機ELテレビの徹底比較】東芝:55X9900M vs TCL:55C835

【はじめに】

有機ELテレビは、高精細な映像や広い視野角、鮮やかな色彩表現が特徴で、昨今注目を集めています。今回は、東芝の55X9900MとTCLの55C835の2機種を比較して、それぞれの特徴や優れている点、注意点などを解説します。

 

【比較表】

以下が、東芝の55X9900MとTCLの55C835の主なスペックを比較した表です。

項目 東芝55X9900M TCL55C835
画面サイズ 55インチ 55インチ
解像度 3840x2160 (4K) 3840x2160 (4K)
視野角 178度 178度
明るさ 1000cd/m² 550cd/m²
コントラスト比 1,000,000:1 1,000,000:1
色再現性 DCI-P3 99% DCI-P3 96%
HDMI端子 3つ 3つ
USB端子 2つ 2つ
スピーカー 30W (2.1ch) 20W (2.1ch)
録画機能 なし あり
ゲーム機能 なし あり
OS Smart TV (My Home Screen 6.0) Android TV 10
音声アシスタント なし Googleアシスタント
無線LAN対応 あり あり
Bluetooth対応 あり あり
消費電力 166W 140W
価格 450,000円程度 150,000円程度

 

【外観の比較】

外観面については、どちらのモデルもスタイリッシュでモダンなデザインを採用しており、壁掛けにも適しています。東芝の55X9900Mは、ベゼルが極めて薄く、モニター部分が非常にシンプルなデザインに仕上がっています。一方で、TCLの55C835は、シルバーのフレームが周囲を囲んでおり、より落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

 

【画質の比較】

画質面においては、両機種ともに有機ELディスプレイを採用しており、高いコントラスト比や鮮やかな色彩表現が魅力です。しかしながら、細かな部分で異なる点があります。

東芝の55X9900Mは、4K液晶テレビでありながら、自社開発の「REGZAエンジンNEO」により、映像の鮮明さや色合いを調整することで、高精細な映像表現が可能となっています。また、HDR規格のHDR10やDolby Visionに対応し、よりリアルな映像を楽しむことができます。

一方、TCLの55C835は、自社開発の「VIDAA U4」を搭載し、操作性に優れたOSとなっています。また、QLEDの技術を取り入れており、広色域で鮮やかな色彩表現を実現しています。特に、HDR規格のHDR10+に対応しており、暗部の表現や映像の鮮やかさが向上しています。

 

【音質の比較】

テレビの音質にも違いがあります。[A]の55X9900Mは、高音質なスピーカーを搭載しており、音のクリアさや迫力感に優れています。また、Dolby Atmosにも対応しているため、立体的な音場表現が可能です。一方、[B]の55C835も、スピーカーの音質は良好ですが、[A]に比べるとやや劣ります。Dolby Atmosには対応していないため、音場表現は立体的ではありません。ただし、両モデルともにBluetooth対応のため、外部スピーカーなどを接続して音質を向上させることもできます。

 

東芝55X9900Mの特長】

東芝有機ELテレビである[55X9900M]には、多くの特長があります。まず、AQUOS搭載により、映像の描写が非常に滑らかであり、動きの速い映像でもブレずに鮮明に表示されます。また、本機種は、高精細かつ自然な色彩表現ができるHDRに対応しており、よりリアルな映像を楽しむことができます。さらに、AI画像エンジンを搭載しており、映像のノイズやブレを抑え、クリアで鮮明な映像を実現します。また、映像に加えて音質も優れており、ダイナミックな音場が広がるフロントスピーカーを搭載しています。また、音声アシスタントのAmazon Alexaにも対応しており、リモコンを使わずに音声でテレビを操作することができます。

さらに、このテレビは、最新のHDMI 2.1に対応しており、4K/120Hzや8K/60Hzなどの高画質・高速伝送を実現します。また、USB端子は3ポート搭載されており、様々な外部機器と接続することができます。加えて、本機種は、録画機能にも優れており、内蔵ハードディスクに録画した番組を楽しめます。また、ゲーム機能も充実しており、低遅延で快適なゲームプレイが可能です。OSには、Android TVを採用しており、豊富なアプリが利用できます。さらに、Wi-FiBluetoothにも対応しており、スマートフォンタブレットなどの外部機器との連携もスムーズに行えます。

 

東芝55X9900Mを選ぶのがおすすめな人】

[55X9900M]を選ぶのがおすすめな人は、以下のような人です。
・映像・音質の質を追求したい人
・ゲームを楽しみたい人
・外部機器との接続性を重視する人
Amazon Alexaを使いたい人
・大画面のテレビを探している人
・テレビ録画機能を使いたい人

 

【TCL:55C835の特長】

TCL 55C835は、有機ELテレビとしては非常に良いコストパフォーマンスを誇ります。低価格帯に位置していますが、機能面では高級な有機ELテレビに劣らないものが多く搭載されています。

まず、55インチの大画面で、4K UHD解像度を備え、見やすく美しい画面を提供しています。また、HDR10+に対応し、広い視野角から見ても、鮮明な映像を楽しむことができます。視野角は、左右178度、上下178度と広く、家族や友人と一緒にテレビを楽しむことができます。

音声アシスタントにも対応しており、AlexaやGoogleアシスタントなど、お好きなものを選んで操作することができます。また、無線LANBluetoothにも対応し、スマートフォンタブレットとの接続も簡単です。

録画機能も搭載されており、USB接続の外付けハードディスクを使って、お気に入りの番組を手軽に録画できます。さらに、ゲームモードもあり、快適なゲームプレイを楽しむことができます。

一方、スピーカーの性能はやや劣るという点が挙げられます。スピーカー出力は20Wとなっており、テレビ視聴には十分ですが、音楽や映画鑑賞など、より高品質な音を楽しみたい場合は、別途外部スピーカーを用意する必要があります。

 

【TCL:55C835を選ぶのがおすすめな人】

TCL 55C835は、GoogleアシスタントやAIサウンドなど、音声での操作に特化しており、スマートホームの管理にも便利な機能が搭載されています。また、臨場感あふれる映像と音声を楽しみたい人や、4K HDR対応のワイドカラーゲームモードを使いたい人にもおすすめです。さらに、コントラストの高さが特徴で、暗いシーンでも黒の表現がしっかりしているため、映画やドラマをよく見る人にもおすすめです。

 

【まとめ】

今回は、有機ELテレビの[TOSHIBA 55X9900M]と[TCL 55C835]を比較しました。

外観面では、TOSHIBA 55X9900Mはスタイリッシュで上品なデザインが魅力的で、TCL 55C835は細身のフレームとシンプルなデザインが特徴的です。

画質面では、TOSHIBA 55X9900Mは色再現性、明るさ、コントラスト比などが高く、細かなディテールもくっきりと映し出されます。一方、TCL 55C835は、色再現性に優れ、HDR表示にも対応しています。

音質面では、TOSHIBA 55X9900Mは、内蔵スピーカーでも十分な音質が楽しめますが、外部スピーカーを接続することで更に高音質を実現できます。TCL 55C835は、Dolby Atmosに対応しており、臨場感あるサウンドを楽しむことができます。

TOSHIBA 55X9900Mは、多彩な録画機能、独自のゲーム機能、豊富なOSや音声アシスタント機能など、機能面でも高い評価を得ています。TCL 55C835は、AI搭載の音声アシスタントや、スマートフォンとの連携など、最新のテクノロジーに対応しています。

価格面では、TOSHIBA 55X9900Mは約21万円、TCL 55C835は約11万円と、TCL 55C835の方が安価です。

以上をまとめると、TOSHIBA 55X9900Mは、高い画質や多彩な機能を求めるユーザーにおすすめです。一方、TCL 55C835は、AI搭載の音声アシスタントやHDR表示など、最新のテクノロジーに対応したテレビをお探しの方におすすめです。どちらのテレビも、優れた特徴を持っており、お好みや用途に合わせて選んでみてください。